広告バー特集

広告バーとは、バナー広告を表示させるアプリケーションを用いてバナー広告を表示させるというものです。スポンサーの立場からいえば、自分の企業を多くの人に認知させる効果があり、ユーザー側の立場から言えば画面に広告を表示させることのみで報酬が発生するので、手軽にお小遣い稼ぎが出来て便利です。

広告バープログラムが設立されたのはいまから何年も昔のことです。設立された当初はその珍しさから広告効果は非常に高く、相応に報酬も非常に高く設定されていました。そして、海外独特の紹介システムにより、毎月何十万、何百万という額の報酬を受取るメンバーが現れるほど繁栄しました。

しかし、繁栄の時代は長くは続きませんでした。不正使用を行う人が発生したからです。プログラムをルールを無視し、アプリケーションを悪用し、不正に報酬を得ようとしたのです。倍々ゲームのように悪用する人が増え、インターネット上で悪用ソフトが氾濫しました。そのため、報酬レートは急降下し、支払いが出来なくなったプログラムは次々と倒産しました。また、追い討ちをかけるようにアフィリエイトプログラムの発達により、企業の広告が『表示回数型』から『成果型』にシフトしだしたのです。このことによりよりいっそうの広告バー離れが進行したのです。

広告バー運営会社の殆どは現在倒産したり、開店休業中だったりします。また、Spediaのように高レートを装い、実際に報酬を請求されると難癖つけてそのメンバーを不正使用者といい、報酬を支払わない会社もあります。

また、開店中のプログラムも厳しい状況に変わりはありません。CashSurfersは報酬レートが一時間当たり0.1�k程度と劇的にレートが下がり、日本などの比較的広告効果の低い国の新規登録の中止までしてしまっています。現状では、メンバーの扱いもよくて、かつ安定してそこそこのレートで運営しているのはDEGOOとPaid-Surfくらいしか私は知りません。

そんな現状の中、2002年の秋頃だったかな？mypop というプログラムが日本でスタートしました。これはポップアップのような感じで時折広告が表示されるというものです。私はこれを使い始める前は『この広告バー衰退期になぜこのようなプログラムが？』と思ったのですが、実際に使用してみてこれはすごいと感心しました。

mypopはとにかくよくできています。まず、報酬をくじや懸賞にしたところがよく考えられています。時間単位では使われれば使われるほどより多くの報酬を支払う必要性が生じてきます。その点mypopは利用時間に報酬は一切左右されないので無理がありませんし、不正利用を企むとかそういったことが全く関係がないことになります。また、くじは時折mypopの画面上に現れるものなので、きちんと見ていないと利用できない仕組みになっています。これによって利用は促進されます。
また、登録時に興味・関心事に設定した事柄に関するお得な情報と、広告が同時に表示されます。ここのよい点は、興味があることなので閲覧されやすいことと、よくメール受信系でよく使われる手法の『興味のないことでも選択して出来るだけ広告を多く貰う』ということを防ぐ効果があります。これにより、広告効果は向上します。
mypopは情報収集ツールとしても悪くない方だと私は思います。とくにプロ野球速報は結構便利です。

以上のようにmypopには色々な良さがあります。私の個人的な意見としては、このようなスタイルのプログラムは残っていくと思います。まぁそれもmypopがどれほどの広告効果を示すかということにかかっているのかも知れませんね。